本当によく聴くアルバム5選(アイドル・アニソン以外)
好きと言うわりにそんなに音楽のことをわかってないおたく(自分です)は、普段アイドルとアニメの曲以外で何を聴いているのか?
今回はここ5年間くらいで、なんだかんだ飽きずにずっと聴いているアルバムを5枚紹介します。
「最も影響を受けたアルバム」「最も良いと思うアルバム」とはまた違い、
結果的には「どんな気分でも聴けるアルバム」といったほうが近い感じになりました。
アルバムタイトルだけでも見ていただければ幸いです。
Blur - Blur (1997)
今回紹介する中では最も長く聴き続けているアルバムのひとつです(6年くらい)。
普通にBlurで一番好きです。グレアムって本当に歌を邪魔しない良いリフ弾きますよね
音が優しいです。Parklifeほど「若干気合いの入るお出かけ感」がなく、
日が傾き始めてから起きた日に、退廃的な気分で飯を買いに行くときなどにおすすめです(?)。
"You're So Great", "Death of a Party", "Look Inside America"あたりをよく聴きます。
Inside In / Inside Out - The Kooks (2006)
クークスの1st。Blurと並んで長いこと聴き続けてます。
Blurもそうなんですが、ギターのバッキングの音がよく聞こえていい感じです。
メロもいいんですがリズムが立っていて、ギターロックとしてはこの上ないんじゃないでしょうか
Arctic Monkeysの1stと同年(2006年)にリリースされたのですが、全英売上ではこっちのほうが勝ってるみたいです。勘違いだったみたいですすみません
晴れた日の外出によく合います。
"She Moves In Her Own Way", "Jackie Big Tits", "Be Mine*"などが好きです。
*日本版ボーナストラック
Random Access Memories - Daft Punk (2013)
間違いなく人生で一番好きなアルバムです。
斜陽感といいますか、豪華さを湛えながらも憂いを帯びた雰囲気、最高です。
ナイルが参加してない曲も普通にギターいいです。
日が沈んでから外にいるときに聴くことが多いですね。
ほんとに全曲いい。
Blonde - Frank Ocean (2016)
とにかく気持ちを乱したくないときに聴いています。
気だるさの言語化を抑え、落ち着きを留めておく薬......といった感じです。知らんけど
煙草ともよく合います。
圧倒的に午前中に聴くことが多いです。
後半はあまり聴かないかも。"Self Control"が好き。
Futures EP - Prep (2016)
UKのインディーズバンドです。西友の有線で知りました。
アーバンなAORといった感じです。かなり日本人好みのシティポップなんじゃないでしょうか。
の割には日本よりも韓国や東南アジアでウケてるっぽいです。
今年は日本来るかなあ......
"Cheapest Flight"、おすすめです。
いかがでしたでしょうか。改めて紹介する必要なさそうな名盤ばっかりですいません。
気が向いたらこの手のやつまたやります。
参加数で振り返る2019年の現場(後編)
前編→参加数で振り返る2019年の現場(前編) - symphonic5Cmの日記
第4位 参加数10回
RYUTist
ここから主現場的な扱いになってきそうです。
RYUTist、見逃したライブのほうが多かった気がしましたがそれなりに行ってました。それだけ去年は都内でライブやってたってことなんですけど。
ReNYでの7周年ワンマンがソールドしたあたりから本格的に東京を意識してきた感じありますね。
去年リリースされた音源だと℃-want you!作曲の“Majimeに恋して”と“愛のナンバー(カバー)”が大好きでした。
去年は対バンが熱かったですね(SOLEIL, tipToe., nuance, ヤなことそっとミュート, 桜エビ〜ず(現ukka)......etc)。
主催対バン企画のHI, HOW ARE YOUが好きなとことばっかで嬉しかった。
音源のジャケットといいグッズといいいちいちおしゃれなんですよね、RYUTist。
パフォーマンスも本当に円熟してるので、今年ますます楽曲派対バンで東京の客を唸らせてほしい。
第3位 参加数16回
tipToe.
間違いなく去年最大の出会いでした。
本格的に通い出したのが11月からでこの数字に自分でも驚いてます。
下半期からの環境の変化によるストレスで死にそうになってたタイミングで出会ってしまったのが決定的でした。
すべてが素晴らしいです。
楽曲の良さは初めからわかっていましたが、現場の雰囲気、世界観やステージの演出、メンバー一人一人の魅力、何もかもが好みでした。
WUGに似てたんですよね。荒んでれば荒んでるほど刺さるあたりが特に。
そこは個人的な体験に基づくものなのでなんとも言えないんですが……
はじめて観たときに、WUGにハマり始めた頃の自分と重なるものを感じたのを覚えてます。
暗い曲から明るい曲までとにかく泣けます。
凝ったものが好きな方なら観ない手はないです。
成人してから10代の時間に想いを馳せるようなノスタルジー狂ならなおさらです。
1/11、Zepp DiverCityです。よろしくお願いします。
第2位 参加数20回
Task have Fun
2019年、爆発した感はなかったものの良い年だったと思います。
TIF最終日SMILE GARDENのトリ前は一年間での前進を感じさせられました。
特にTIF以降はワンマンにも新規が増えてきたのが実感としてありました。
去年の新曲だと“逆光”や“星フル WISH”など、ひねくれた楽曲ばっかやってたのにどうした?って楽曲も出てきましたが、
逆に今正統派っぽい楽曲やってもTaskとして揺らがない芯ができたからこそ、と思います。
ツアーで遠征の楽しさも教えてもらいました。
地方遠征、主現場感が芽生えるんですよね。
ライトな層が多いだけにワンマンに呼び込む力がもっとあれば、そこを期待したいです。
第1位 参加数34回
sora tob sakana
飛躍の年だったと思います。「音楽好きは知ってる」から一歩進んで確固たる地位を確立してきたように感じます。
アニメタイアップでさらに海外にも知られるようになったんじゃないかと思います。
れいちゃんの卒業にはかなりやられました。
現場に通うにあたって、推しの存在がこんなにも大きいものかと、卒業後はほんとにしんどかった。ナメてました。
3/7のマジックポップでふうちゃんが奥華子のガーネットやったのもタイミング的にいろいろ刺さりましたね。
卒業直前のれいちゃんは神がかってました。
最後の定期公演で捌ける直前に放った「あー、ありがとう恵比寿クレアート」の一言にはシビれました。
卒業公演もエンタメ性に満ちたセットリストに爆笑させられたり号泣させられたり、圧巻でした。
あの娘の凄まじい自己実現感はなんなんだろう……
新体制後はとくに愛ちゃんの変化を強く感じました。
直後は本当にれいちゃんが担ってたものを背負ってる感じがありましたが、夏頃にはそれが主人公っぽさに昇華してて、自分は好きでした。
ふうちゃんも結構変わったように感じます。
特に切なさの表現に、刺さるような痛ましさがあって目が離せませんでした。
あとマジックポップ、本当にいい企画なのではやくまたやってください……
以上です。
年間114回といってもこうして見ると結構分散してるもんだなあ……と思いました。
あと準主現場あたりのポジションにあるグループはやっぱり見れるうちに見とかなきゃ駄目ですね、本当に。
今年は要らない後悔のないような一年にしたいです。
参加数で振り返る2019年の現場(前編)
あけましておめでとうございます。
今回は2019年に行った現場を、グループごとに行った回数でランキング形式にして振り返っていきたいと思います。
以下のルールで集計しました。
昼夜公演は別々にカウント
TIFは一日に何回見ても一回としてカウント
ソロ出演でもグループの曲を歌ったらカウント
参加数2回以下のグループは割愛します。では早速。
第8位 参加数3回
クロスノエシス・RAY・nuance・lyrical school・虹のコンキスタドール・26時のマスカレイド
前半の3組は11月ごろ初めて見ました。エクストロメ4マンのやつですね。
中でもRAYとnuanceはすでに楽曲への思い入れが強すぎて、今年一番行きたい現場のひとつになってます。
lyrical schoolは音源しか聴いてなかったんですが、ライブこんなにかっこよかったのかとビビりました。伝説の3日目のSKY STAGE、日の傾き始めた頃に聴いたマジックアワー、最高でした。
虹のコンキスタドール、トライアングル・ドリーマーへの思い入れが強すぎた夏だった。
26時のマスカレイド、夏までで一番の青春でした。
もっと見たかったけどいつの間にかチケットが取れなくなってしまった。
RAY - バタフライエフェクト/Butterfly Effect (Official Music Video)
第7位 参加数4回
原田珠々華・転校少女*・monogatari
原田珠々華、素晴らしいです。作詞も作曲もすごすぎる。
ワンマンで一度も観なかったことが心残り。成長速度もすさまじいので今年見逃したくないなー。
monogatariはTIFで知って以来無銭定期に何度か。
秋の平日夜の楽しみのひとつでした。
転校少女*は今年大きく動いたグループでしたね。「し~お~か~わ~!」楽しいんだよな......。
【LIVE映像】原田珠々華 / Sixteen(2019.8.12 SHIBUYA WWW)
第6位 参加数5回
フィロソフィーのダンス・ヤなことそっとミュート
フィロソフィーのダンス、もっと見とかなきゃいけなかった。
ステラボール以来にTIFで観たときは、パフォーマンスに脂が乗りすぎててたまげました。ワンマンでも対バンやフェスでもあれだけ客呼べて今年ついにメジャーデビュー、もう無敵では......
ヤなことそっとミュート、もっと少ないかと思ったら案外全シーズンまんべんなく観てました。
間宮まにさん、迫力出ましたね。
こないだのレイラインのMV見てやっぱヤナミューは4人だよな......と思いました。
とにかくNo Regretをはやく回収したい。
第5位 参加数6回
PANDAMIC(パンダみっく)・開歌-かいか-・Wake Up, Girls!
なんだかんだふらぷろのグループ見てるんだなあ、と思いました。
PANDAMIC、2度の卒業公演に泣かされました。曲本当にいいんですよ。現場の雰囲気も暖かかった。
SHE IS SUMMERを知ったのもパンダがカバーやってたおかげなんですよね。
開歌-かいか-、5月にお披露目されたときはこんなに行くと思ってなかったです。
TIFでの鳴りやまない拍手は忘れられない。
硬派に歌で勝負する姿勢、もっと知られてほしい。
Wake Up, Girls!については数行ではとても書けませんが、
仙台公演で吉岡茉祐が山中湖での林愛夏を超えてくれたのは嬉しかったなぁ
後編につづく
ドル現場から見た声優現場
調子に乗って今月2回目の更新です。
今回は、これまで声優現場しか通ってこなかった自分が、去年ドル現場に通うようになってから見えてきた声優現場についての話です。
私のこれまでのイベント遍歴
2017年から本格的に声優イベントに行き始め、主にWUG関連の現場に参加していました。
2018年になり、sora tob sakanaやTask have Funなどを中心にいわゆる地下アイドル*1 のライブにも通い始め、結果イベント自体の参加数が大きく伸びました。
チケット代の安さや、露出頻度の高さももちろん大きかったのですが、
少ない費用と短い公演時間にもかかわらず満足度が高いこと、が一番の理由でした。
遠征も減りました。
実際、交通費出して遠方まで行くなら都内のドル現場を探す、ということが多かったです。
実際いくら違うか
例として普段一番よく参加しているsora tob sakanaの定期公演を挙げると、前売りではチケ代 (¥1,500) にD代を合わせて¥2,000です。
WUGのツアーが大体8kくらいなので、その1/4程度ということになります。
ドルは高くてもD代込みで~3.5kに収まることがほとんどです。
比較的大きな箱の対バンなどでも~4.5kくらいです。
もちろん、その分公演時間は45分~1時間程度と短くなりますが、多くの場合ほとんどMCもなくずっと曲ばっかりやってるので、8~12曲くらいは普通に観れて、充実感はかなりあります。
ドル現場で受けた印象
専業声豚の頃の地下ドルの印象と言えば、
・なんとなくおっかない (ノリが)
・声優以上に沼が深そう
・実力的にアマチュアとの線引きが難しいグループも多そう
ぐらいの感じでした。
まあ今でも間違いはないなとも思うんですが、実際に感じた印象として最も大きかったのは以下の3つでした。
しがらみがない
これは客層に関してかなり大きな違いでした。
声優おたくは隣の客を気にしすぎです、正直言って。
それから自分の理想のライブ像への固執がすごいですね。
厄介気取りにしても警察にしても。
自分と周辺の客との関係、自分と演者との関係、それにイベント内容に関して、自分の思い描いた形の通りにならないと気が済まないこだわり派の方が大勢います。
こだわり派の方それぞれが自分の属している内輪のノリを絶対化しているので、これが一層事をややこしくしています。
対して、ドル現場の客は一言でいえば雑多です。
隣の客のことなんて気にしてません。
コールの統一も声優現場に比べて緩いです。
でも、だからこそ、声優現場にある一体感がないんです。
この差には最初かなり驚きました。
発見に溢れている
声優現場は大体どこ行っても似たようなおたくしかいないんですが、
ドルの客は、似たような方向性・似たような音楽性のグループでも、グループごとに層も違えばコールも本当に細かく違います。
また、同じグループでも、定期公演と対バン・フェスなどで客層が結構変わります。
ですから、ライブに行くたび新鮮な発見があるのが面白い点ですね。
演者のギラつき
これも大きな差ですね。
女性声優の見ててエモい瞬間や表情などは、柔和だったり儚げだったりする印象を強く受けるのですが、ドルの場合はかなり異なっています。
企画にもよりますが、アイドルの女の子たちはかなりアグレッシブなギラつき方をしています。
これがオールスタンディングの小さな箱だと映えるんですよ。
ドルのライブで、「あ、この娘いまキてるな」って瞬間の女の子は、ステージにおいてかなり支配的な雰囲気を放っています。
もともと声豚専業だった頃からこういうものを求めてライブに行ってたので、自分にとってはかなりたまらないポイントでした。
まとめ
声優現場で学んだことがドル現場で活きたり、逆にドル現場で学んだことが声優現場で活きたりってことが実際にあるので、声豚の方には一度ぜひドル現場へ足を運んでいただきたいと思っています。 (ワグナーは特に)
一度行ってみて実感してもらうのが一番早いと思います。数千円で行けるわけですし。
興味はあるけど周りにドルオタいないしきっかけがない!って場合は、何か楽曲に興味持ったグループの定期公演に、平日の夜とかふいに行ってみるのをおすすめします。 (自分もそうでした)
1時間くらいのライブにふらっと寄って、バーカウンターでカクテル一杯飲んで帰ってくるだけの日もたまには案外いいもんですよ。
*1:sora tob sakanaは去年5月にメジャー進出