あけましておめでとうございます。
明けてからでも出す、出さねばならぬ、
だってすることがないから。
きっと色んな曲を見落としてる年間10選、やってきます。
・選出基準
わからん。シングルカットしてたら謝ります。
ムーヴ - 諭吉佳作/men
はいついにきました、音源。自身の名義で。
そしてこれが10選の大賞、アルバムも含めて2冠です。
どの曲でも相応しかったけど、一曲選ぶならムーヴでした。
小気味良く短いフレーズで軽やかに進む詞、かと思えば次の小節まで単語を跨いでみたり、
縦横無尽の乗せ方で巧みに押韻しながら歌い回しつつも、奥では終始遊び回るピアノとドラム、
このまるで即興にしか聞こえない音楽を楽器を用いずエディットしてるとしたら、本当にこの人の頭の中はどうなってるんでしょうね、
何より恐ろしいのは自分が歌える前提で作られているのであろう歌の自然さ。
言葉選びのセンスも光る、お手上げの傑作。
水硝子 - RYUTist
突然のリリースに加えての前衛ポップス路線継続で度肝抜かれました。
このアンビエントっぽいアレンジ、まさに近年の君島大空の感じですが、にしてもここまでやる……?いや〜たまげました……
音の薄いところと厚いところ、ビートの詰まるところとまばらになるところの強弱が絶妙。
ほんとこのキレっぷりは、いま、RYUTistしかやらない唯一無二の領域、ですよね
恋愛ちゅー - リルネード
正直、今年リリースされた曲ぜんぶ候補でした。それなのに年末にまたえらいの放り込んできたな……
アイドルのみなさんには悪いけど歌とオケが等価の関係性のポップスってめちゃかっこいいんですよ
使ってる音もいちいち可愛い!
こんな尖った曲やらなくてもよさそうなのにそれすら自身の"可愛さ"の範疇に取り込むリルネード……
でんぱ組.incや根本凪への諭吉佳作/menからの楽曲提供といい、こういうところ攻めの姿勢のディアステさん、好きです……
限界無限大ケン% - クマリデパート
これが最初大賞だと思ったんだよな。
この混沌っぷり、どこに着地させるのかまるで予想できない終わり方、
もはやどうやって作曲して一曲にまとめたのかが気になるばかりですが、
サビで堂々とポップスしてたらポップスだと言わんばかりの押し切り方、大好きです。
要所でいかにもMBGっぽい要素を取り込んでるのも、時期的に、クマリへの継承を意図してるようですごく———(余談)
アイスクリーム / サイネージ - Cing
まーた面白いプロジェクトが。
恥ずかしながら最近の照井曲そんなにちゃんと追ってなかったんですけど、この曲に関しては珍しく凄まじいごちゃ混ぜ曲がきたな……という印象でした(なんかそういうオーダーっぽい)
今のsiraphっぽい曲は他にも結構あったんですけど、この曲は詞も歌もアレンジも、一音一音が照井順政一色って感じで素敵でした。
これ、インスト音源も必聴です。
No Sun - KID FRESINO
今年一番出会ってよかったアーティストです。
もう声からフロウから最高にかっこいいんですが、
このトラックのダークさがたまらなく好きです。
この楽曲が収録された "20, Stop it. " と最初に挙げた諭吉佳作/menの "からだポータブル" 、そして次に挙げる楽曲の収録されたアルバムが今年聴いたアルバムの中では3強でした。
融解 - 代代代
今回唯一当ブログで紹介済みのこの一曲、
見事年末まで残りました。
途中で拍子が変わるのもそれが変拍子なのも、代代代の楽曲ではそこまで珍しいことではないんでしょうが、にしてもアルバムも加味してのこのシリアスさはやっぱりちょっと突き抜けてるかな、と思います
この長いアウトロもライブで演ること考えたら本当に度胸すごいな、というか……
代代代いま完全にいい感じで、次作にも期待が止まらない。
デスコロール - 上田麗奈
このアルバムからこの曲選んだの、自分でもちょっと以外でした。
遅くて重くて音数が少ない、なかなかやらないことだと思うし、やはりこれも声の強さあってこそだと思います。かっこいい……
音量バランスとか声の近さとか、そういったオーディオ面で一番好きかもしれません。
Lantisであんなコンセプトアルバム作んのすごいと思いますよ
John L - black midi
これも今年知りました。死ぬほどかっこいいです。
こういう混沌さが楽器のアンサンブルから生み出されるの、力強くてグッときます。
River - Ringwanderung
リンワンも今年リリースされた曲どれもよかったんですが、特に "輪廻" と迷いました。ただこれは個人的な好み強いかもなぁ
最高なことに、楽器の音が明らかにデカいんですが、Ringwanderungが歌うまグループだから歌のほうがちゃんと手綱握っててわからないんですよ。これすごすぎる……
他がやってもかっこいいだけになるであろうところを、只者ではない迫力にしてるのがこのグループの凄みでしょうね。
symphonic5Cmの「2021年楽曲10選」をApple Musicで
ほい。
こうやって見ると割と統一感あるな。今の好みが……
symphonic5CmさんのApple Musicの「リプレイ:2021年」をApple Musicで
その割にこの代わり映えしない再生結果はなんなんだよ。
あ、「今月よく聴いた〜」の4月〜12月分も、出すつもりでいます。
……今のところは?